1954-05-21 第19回国会 参議院 決算委員会 第30号
○専門員(森荘三郎君) 配付になつております資料について簡単に申上げます。 先ず第一号の資料は、昨年の十二月二日附の決算委員会の会議録でありまして、只今飯島委員からお話の当時の出張報告を便宜上こちらへ抜き写したものがこの第一号の資料でございます。極く簡単に申上げます。日本電電公社では神戸市内の三ノ宮局を民資導入の方法で建設することとし、本年、本年というのは昨年のことでありまするが、昨年の十月に着工
○専門員(森荘三郎君) 配付になつております資料について簡単に申上げます。 先ず第一号の資料は、昨年の十二月二日附の決算委員会の会議録でありまして、只今飯島委員からお話の当時の出張報告を便宜上こちらへ抜き写したものがこの第一号の資料でございます。極く簡単に申上げます。日本電電公社では神戸市内の三ノ宮局を民資導入の方法で建設することとし、本年、本年というのは昨年のことでありまするが、昨年の十月に着工
○専門員(森荘三郎君) 七百七十九号から七百八十二号までは食糧の輸送について甚だ不経済な輸送をしたという批難でありますが、これと同じ種類の案件は二十五年度にもありまして、六百十五号乃至六百十七号というのでありまして、なお、この次に出ます二十七年度におきましても千五百四号乃至千五百六号というのが、これと同じ性質の案件なのであります。 問題は食糧事務所にどの程度の食糧があるか、又その管轄内の需給状態がどうであるか
○専門員(森荘三郎君) 千百八十号からあと数件は、物品に関する事柄でありまするが、千百八十号は、古いレール、鉄屑などの売却の方法が適当でなかつたという点でありまするが、この案件は鉄屑などを、当時価格統制中でありましたので、統制価格で売買する契約を三月の下旬にしたわけであります。そうして実物を買受人が引取るのは、四月から十二月頃までに亘つてだんだんと引取つたわけでありまして、買受人のごときも何々株式会社
○専門員(森荘三郎君) この問題につきましては、検査院のほうでは一定の検査の準則があるということであり、又当局におきましては関係各省の間に申合せをしていることがあるので、その基準から言うと、ちよつと容易に譲りがたい点もないではないけれども、併しながら少くとも当該事件に関しては検査院の御指摘の通りに譲りますということでありまして、この問題は幸いにも検査院の御指摘の通りということで解決がついたのでございますから
○専門員(森荘三郎君) 先ほどの御審議は九百八十四号まで参りましたが、そのあとに九百八十五号から千百二十四号まで補助金に関する問題が列挙されてありまするが、これは只今小委員会において別途審議中なのでございまするから、今日はその次千百二十五号から千百二十八号までを引続き御審議をお願い申上げる手順になるのでございます。 これは米国対日援助見返資金特別会計及び一般会計に関係することでありまするが、話はすべて
○専門員(森荘三郎君) 建設省に関しましては検査報告の二百七十九頁以下に、会計検査院の総括的な所見が記されてありまするが、先ず第一には、二百七十九頁の最後の行に直轄工事に関して架空経理があつたことが記されてありまするが、これにつきましてはすぐ次の九百五十六号以下がそれでありますることを申上げておきます。 次に二百八十頁の五行目から八行目までにかけまして、建設省においては、土木事業に必要ないろいろな
○専門員(森荘三郎君) 労働省関係の不当事項について、検査報告には二百七十四頁以下に記されてありまするが、内容は割合に簡単なことでありまするので別刷りにはいたしませんでした。 先ず一番初めに九百二十一号という補助金問題が出ておりまするが、これは別途小委員会において審議が終了したのでございます。 その次に、只今議題になりました九百二十二号から九百二十七号までは、職員の不正行為により国に損害を与えたものというのでありまするが
○専門員(森荘三郎君) 九百十四号は、不急の物品を買入れたという批難でありますが、現在使用中のものは木製のドラムである。それを総司令部のほうから勧告がありましたので、鉄製ドラムにこれを替えるということになつたのでありまするが、そうすると、ケーブル・ドラム荷造機というものが必要になるというわけで、そのケーブル・ドラム荷造機を買入れたのでありまするが、仕事が併行して進まずに跛行したものですから、鉄製ドラム
○専門員(森荘三郎君) 只今議題になりましたものは、すべて工事に関するものでありまするが、先ず最初の九百十号は、「不急の海底電線布設引揚機を建造したもの」というのでありまして、要点を申上げますると、検査院の御指摘は、計画を立てるならば仕事の順序を立て、前途の見通しを立ててやらなければいけない、然るに今ここに買入れたところの機械類は、船ができなければ役に立たないものだのに、機械だけ先に買入れた、そうしてその
○専門員(森荘三郎君) 只今議題になりましたのは検査報告の二百五十七ページから始まるわけでありまするが、検査院は例によりまして、電気通信省、只今では電信電話公社、それの一般的の状態を最初にしるしておられまするが、一番初めの事業損益につきましては、電話事業の方面を見ると大変利益が出ておるが、電信事業のほうは欠損になつておる。それは電信事業というものがとかく中継をするのが人の手で以て行われておるという関係
○専門員(森荘三郎君) 只今議題となりました四百六十六号の問題は、何か事情があつたために補助金の精算がえらく遅れておつたという問題でございますが、それらの事情につきましては、あとで当局からよく御説明を願いたいと思いますが、それはただ一件孤立したところの事件に過ぎないと思われます。 ところが、その次に四百六十七号から四百七十号、四つの問題が検査報告の百三十頁のところに一覧表になつて出ておりますが、この
○専門員(森荘三郎君) 直接に議題となつておりまするものは、二十六年度の決算検査報告四百六十一号乃至四百六十四号でございますが、これらの内容は当該年度内に完成することを条件として補助金を交付するものであるのに、年度を越えた四月に至り、まだ事業主体である地方公共団体が年度内に工事に着手さえしていなかつたものに全額の補助金を交付したと言つてこの四件が上げられているのであります。これにつきまして当局からの
○専門員(森荘三郎君) この前も問題の所在を、一応気付いた点を申上げたのでありますが、それに対して当局のほうにおかれましても、いろいろと御研究のこととは思いまするし、又軽々しく解決をつけるというわけにも参りかねることと思いまするが、たとえ腹案若しくは研究中とは言いながらも、成るほど問題はこういうところにあるというところをお述べ頂ければ、誠にこの審議のために非常に参考になるかと思うのでございまするが、
○専門員(森荘三郎君) 八百八十八号から九百五号までは職員の不正行為、即ち犯罪的の事実でありまするが、その項目はここに検査報告に例挙されている通りでありまして、ここには一つの事項について五十万円以上のものだけを、合計したときに二千万円に上るということが記されているのであります。なお検査報告の二百五十五頁の真ん中のところでありまするが、九百五号と九百六号との中間のところに「なお」書きといたしまして、「
○専門員(森荘三郎君) 郵政省の部に関しましては、会計検査院の検査報告二百四十六ページ以下に、一般的の状態が検査院から報告されておりまするが、先ず最初に事業損益についてどの程度の欠損があつたかということが書いてございまするが、それについてはもう別段申上げることもございません。 次に二百四十七ページのところに、財務諸表について、検査院の見るところではその通り誤りがあつたということで、若干の例が挙げてございます
○専門員(森荘三郎君) 農林省関係の問題は、只今小委員長からお述べになりましたように、いろいろな法律に関係を持つておりまするが、一番中心になりまするのは、農林水産業の施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律、これが最も主なものでありまして、主として農林省本省の農地局あたりに関係の深いものでありまして、なお、そのほか林野庁とか水産庁とかいうところにもおのずから関係が及んで来るわけでございますが
○専門員(森荘三郎君) 先ず御配付になつております資料について申上げますが、この大きい紙を綴じた資料が農林省関係のものでありましてそれから四角い紫色の判が押してありまするのが建設省関係のものでありまして、そのほかに運輸省関係のものが、丸い判が押したものが一つございますが、こういう書類が出ておりまするわけは、農林省関係のその大きい資料で申しますると、それの一番お終いにありまする、第八頁となつておりまする
○専門員(森荘三郎君) 国有林野事業特別会計に関しましては、検査報告の百四十七ページに検査院の一般的の御意見が記されてありまするので、ちよつとそこを御参照願いたいと思いまするが、先ず最初に本会計における売渡材は、大半を、相当の分量でありまするが、それを随意契約で処分をしておられる。かような特売を成るべく圧縮するようにということと、それからそういう場合には予定価格をきめるに当つて、どうしてもその特売のほうは
○専門員(森荘三郎君) 只今議題となりました農林省関係の一般会計の部につきましては、先ず最初に検査報告の百四十五ページを御覧願いたいと思います。そこに検査院の一般的の見解が記されてございますが、極く簡単でありますから読んでみます。 「昭和二十七年においては公共事業費に重点をおいて会計検査を実施したが、農林省の直接使用した経費について、統計調査事務所で架空の調査手当等の名義により資金をねん出して食糧費等
○専門員(森荘三郎君) 四百八十五号は、国立の津の病院で、非常に経理の紊乱があつたという事実を詳細に1、2、3と挙げて報告されているのでありまするが、内容はお読み下さればわかるかと思いまするが、ちよつと別紙に事柄の筋をわかり易いようにと思いまして書いたのでございます。 先ず第一に、予算の示達もないのにそれを見込して工事を施行させた。それを支払うために物品購入代金の支払いに当てるための小切手を出して
○専門員(森荘三郎君) 別紙にしたためておきました通り、厚生省関係で四百六十六号乃至四百七十号は、補助金に関する問題で、小委員会で審議されることになつておりまするので、その関係から只今議題となりましたのは、四百七十一号以下でありまするが、四百七十一号は建築工事を請負わせる場合指名競争に付したようなときには、十分信用のある業者を指名で競争させるわけでありまするから、最低価格というようなものを設けることが
○専門員(森荘三郎君) 只今議題になりましたのは、租税の徴収の過不足を是正させたとか、それから源泉徴収所得税の徴収になつておらなかつたというものを徴収させたというような問題が、もうすでに是正はされていることでありまするが、検査報告に挙げられているのであります。それにつきましては、検査報告の六十八頁の終りから六十九頁へかけまして、租税及び徴税関係について横査院の御意見が詳細に記されておりまするので、それを
○専門員(森荘三郎君) 只今議題になりましたのは、職員の不正行為に因り国に損害を与えたものというのでありまして、検査報告の九十七頁のところにその大体のことが説明されてございますが、その中で百三十号、百三十一号、百三十二号、この三つだけは大蔵省の本省若しくは財務局関係のものでありまして、前回に審議が済んでございますから、本日は百三十三号以下の国税庁関係のものだけについて御審議を願いたいと存じます。その
○専門員(森荘三郎君) 管財局長から決算委員長宛の書面は次のようであります。 昭和二十六年度歳入歳出決算検査報告に関し国会に対する説明書について標記の説明書中(五十九)には「本件は、本物件の引揚者(買受人)であるサルベージ株式会社が引揚物件のうち四五トンを保管の都合上、昭和二十七年四月二十二日住友金属工業株式会社の保管倉庫に預けたもので、売渡の手続が済まないうちに転買されたものではない。 なお
○専門員(森荘三郎君) 只今のお話の点につきましては、神戸方面のガード下の貸付が実を申しますると、二つに分けて考えなければならないように思われます。 一つは終戦後混雑に乗じまして、不法占拠をしたりしたものがありました。それを正当な貸付の形に直したり、又そこから貸付料をとつたりするために只今弘済会のほうからお話のありましたように、弘済会に差配を頼んだという部面があるのであります。それはよいか悪いかはちよつと
○専門員(森荘三郎君) 只今議題となりましたものの中で、先ず最初に百十号から百十七号までについて申上げます。 これは鉄くずなどの売渡しが不当であるという検査院からの批難でありまして、これと同じ種類のものが前年度にもたくさん掲げられておりまして、それは前年度の検査報告の百四十九号から百五十九号までの間に多数の問題が掲げられているのであります。どういうわけでこのような問題が起るのか、その全体についての
○専門員(森荘三郎君) 六十号は、北海道の財務局が飛行機救難艇を売払つたのでありまするが、検査院の指摘によりますると、その競争入札の場所及び公告の方法が悪かつたということを第一に指摘されております。その訳は、船が軍の命令によりまして、高野建設会社に海の中へ沈んだ飛行機を引揚げるために使用させておつたのでありまするが、もはや軍のほうでは必要なくなつたというので、それで返されて、もう要らなくなつたものですから
○専門員(森荘三郎君) 五十六号は国有財産の管理が当を得ていないという問題であります。これは少しむずかしい問題かと考えられます。大正元年に、海岸地でありまするので国有財産であつて、それを宮城県が管理をしているわけでありまするが、その国有財産の管理者という関係で、宮城県が渡波町に砂防用地としてその海岸地四町余りを売却したのであります。ところがその売却した土地と海との間の隣接地、その海浜をば町の当局は大正元年
○専門員(森荘三郎君) 法務府に関係いたしました問題全体の中で、比較的重要で特に御審議の際に御注意を願いたいと思いました問題は、四十六号と四十七号のこの二つではないかと思います。 先ず四十六号を申上げます。これは船舶を登記いたします際に登録税を納めなければなりませんが、それには先ず船の課税標準価格を法務局で計算をしまして、それに対して法律に定められた一定の率を課するということになつているのでありまするが
○専門員(森荘三郎君) 二十六年度の検査院からの検査報告を見ますると、批難事項の総数が千百九十八件あるわけでありまして、その内容は千差万別というわけでございます。併しその中で特に二十六年度といたしまして顕著なものは補助金に関する問題ではないかと思われるのであります。それは数を数えて見ますると、それだけで約五百件ほどございまして、それをもう少し細かく申上げますと、公共事業費に関するものが殆んど全部で、
○専門員(森荘三郎君) 国有財産虎の門公園地の原形復旧に関する参議院決算委員会要望事項、 東京都所在の国有財産虎の門公園地は、その一時使用許可条件の通り、速かにこれを原形に復旧せしめ、公園地として国民一般の利用に供すべきものと認める。 よつて、政府は、速かにこれがため適切なる処置を講ずべきである。 以上が本文でありまして、これに対するその要望の理由を説明いたします。 東京都千代田区霞ヶ
○専門員(森荘三郎君) 三十八号は営業用の倉庫を接収しておりまするが、それの借賃について問題とされているのであります。その借賃の内容を分析してみますると、地代、家賃、保険料といつたようなふうのものがその要素として数えられるわけでありまするが、保険の料率が途中から安くなつた。そうすれば自然倉庫の借賃もそれに応じて安くすべきはずであるのに、その点を考慮しないで、相変らず従来通り高い借賃を払つているということが
○専門員(森荘三郎君) 三十四号は解除物件の取扱の当を得ないものというのでありまするが、仙台の特別調達庁で東北電力会社に電線などを売渡す約束で前以て使用させておいたものがありまするが、それが二十五年度から二十七年度に至つてもまだ売渡しの処置がとられていないということの検査院からの指摘でありまするが、これに対して当局の説明は、検査院の御指摘の通りでありまするが、こんなに遅れたのは事務が忙しかつたことと